この記事は、自作PCをハイスペックで作りたいけど
費用は低予算で作りたいと考えている人向けの記事です。
中古部品を使って組んでも抵抗のない人に特に
おすすめです。
低予算でハイスペックPCを自作する3つのポイントで
実際に自作PCを組んでみましたので
そのへんの感想を含め紹介していきます。
コンテンツ
そもそもPCにおけるハイスペックとは
PCの性能を突き詰めるととんでもないほどの金額の
超絶ハイスペックなPCも世の中にあります。
突き詰めるときりがないので、
とりあえずここでのハイスペックPCとは、
PCの核である演算装置の
CPUの性能を基準に考えてみたいと思います。
現在、販売されているPC用のCPUでは、基本的には
intel、AMDが販売しているCPUに限られます。
その中でもハイグレードのものは次のとおりです。
- intel core i9 core i7
- AMD Ryzen Threadripper Ryzen 7
CPUの型番や名称だけでは、いまいち性能を評価しにくいので
CPUのベンチマークスコアを数値化して比較します。
passmarkというサイトが各CPU毎に
ベンチマークスコアを公開してくれています。
性能を比較したいCPUがあれば、
Googleで「CPU名称や型番 passmark」と検索すると
CPUの詳細やスコアを確認できます。
ちなみに、現時点で
Intel Core i9-9900K | 8コア | 20222 |
Intel Core i7-8700K | 6コア | 15962 |
AMD Ryzen Threadripper 2950 | 16コア | 25544 |
AMD Ryzen 7 2700 | 8コア | 15016 |
こんな感じでした。
ちなみに、サンプルデータとしてPCをBTOなどで買うとすると
OS | windows10 home 64bt |
CPU | i7-8700K |
メモリ | 8~16G |
ドライブ | SSD+HDD |
ビデオカード | GeForce GTX 1660 |
13万円ぐらい
となりました。
昔と比べるとだいぶPCの価格も安くなりましたが、
ハイグレードのCPUを選ぶと、まだまだ高いですね。
では、低予算で押さえつつハイスペックな
PCを作るポイントを紹介しつつ
実際に組んでみたいと思います。
ポイント1:CPUは中古のintel Xeonを選択
intelの中でも、最上位グレードのXeonを選択する事です。
Xeonの特徴として、主にサーバーやワークステーション用に
開発されているモデルなので、耐久性、堅牢性に優れる点と
コア数が多いモデルが多いのでマルチタスクに優れています。
その中でも自分は、Xeon e2670 v2 という
モデルを選びました。
特にこれでなきゃいけない訳では無いですが、
マザーボードと金額の兼ね合いでこれにしました。
値段は1万3千円でした。
新品価格が20万もするのに、
ヤフオクなどをみると中古品は
1万~3万円くらいが相場のようです。
コスパ感半端ないです。
passmarkスコアは14988
しかも10コア20スレッド!
すごい!!
もう少し粘って探せば穴場的なXeon CPUも
見つかるかもしれないです。
ポイント2:DDR3メモリ、Xeon CPUが使えるマザーボードを選ぶこと
メモリはDDR4が最新の規格ですが、まだまだ新品、中古品ともに高いです。
であれば通信速度はDDR4よりは劣りますが、
DDR3のメモリを使いたいところです。
また、Xeonは先程説明したとおりなので、
Xeonが乗るマザーボードを選んでください。
ネックはXeon対応のマザーボードは中古でも高いです。
自分は運良く程度の良い中古の
asusのP9X79 DELUXEというモデルが買えました。
値段は6千500円でした。
ポイント3:メインドライブは断然SSD!とにかく速い
これは今まで使っていたPCをHDDからSDDに変えていましたので
そのまま使いますが、読み込み書き込み速度が断然速いです。
HDDとは比べ物になりません。
HDDからSSDに変えた時記事を書いていますので参考にしてみてください。
SDDも初期の頃と比べると値段が落ちてますので
買いやすいと思います。
SDDは、書き込み限界の話がありますので
新品を買っておいたほうが無難かもしれません。
使用パーツと金額
今回以上のポイントを踏まえてPCを自作しました。
使用したパーツと金額をまとめてみます。
パーツ | 規格 | 値段 |
CPU | Xeon E2670 v2 | 13,000円 |
マザーボード | P9X79 DELUXE | 6,500円 |
ビデオカード | GIGABYTE GTX 750Ti(もらいもの) | 0円 |
メモリ | Adata 4G × 2 | 2,500円 |
CPUファン | Cooler Master Hyper H411R | 2,200円 |
PCケース | COUGAR MX330 | 6,800円 |
PCファン | Novonest 120mmPCケースファン | 1,600円 |
電源 | 使いまわし | 0円 |
合計金額 | 32,600円 |
だいぶ金額的には抑えられましたね。
最初に挙げたサンプルPCの金額を1/4程度に抑えつつ
性能(passmarkスコア)は同程度のPCを組むことが出来ました。
Intel Core i7-8700K 6コア | 15962 |
Intel Xeon e2670 v2 10コア | 14988 |
仕上がりはこんな感じです。
無駄にキラキラさせてみました。
だってなんか光らせるの今流行ってるんですって!w
PCを組んでいて感じた注意点
中古パーツを中心に組んでいますので
パーツがうまく揃わない場合があります。
なるべくマザーボードを軸にしてパーツを
集めたほうがいいと思います。
マザーボードを先に決めたほうが、
CPUの選択肢が多いので状況によって(ヤフオクの出品状況によって)
構成を変更しやすいためです。
また、ヤフオクベースでパーツを集めるとなると
具体的な数値でなく体感的ではありますが、
出品数がマザーボードよりCPUの方が多いように感じました。
まとめ
この記事の要点は
中古のXeon CPUを使うことで低予算でハイスペックなPCが作れる
PCにお金をかけても
しばらくしないうちに、新しい規格や
新しいモデルのPCが発売されるのが現状です。
そこまで最新モデルにこだわらなければ
今回のように費用を抑えてハイスペックPCが組めることがわかりました。
また、あーでもないこーでもないと考えながら
パーツを集めている時間も楽しいものでした。
自作PCを考えている方はぜひ今回のような方法で
組んでみるのはどうでしょうか?